発達障害の息子を療育中!
ちゃちゃパパです。
うちの子は自閉症スペクトラムのため、小さい頃から手順へのこだわりが強く、ルーティン化するものが多かったです。
自分のペースが崩れると、ギャン泣きのパニックになるため、たとえ急いでいる時でも、こちらが合わせるしかありません。
う~ん、このこだわり。なんとかしたい。
手順や行動のルーティン
自閉症スペクトラムの子は、興味や活動のパターンが偏ることが多く、生後まもなくより出現するとされております。
【息子のこだわり】
✅ 手を洗う前に靴下を脱ぐ
✅ テレビの音量を必ず18にする
✅ 入る部屋のスイッチを何度も押す
まぁ、挙げるとキリがないのですが、このような特徴が行動に出ていました。
なんで、こんなことを…?
と思うかもしれませんが、きっと本人にとっては譲れない、何かがあるのでしょう。
一流のスポーツ選手でも、ルーティンを大切にする方がいらっしゃいますよね。
もしかしたら、不安の現れかも?
こだわりが強すぎると?
多少は必要としても、あまりにも度が過ぎるこだわりは、成長に影響を与えてしまいます。
人が変わると対応できない
特定の人間にこだわりを持つ子は、人の変化に対応できなくなります。
毎年、幼稚園や小学校の先生が変わる度に、ペースを乱されて困りましたね。
クラス替えが憂鬱です…。
場所の変化に対応できない
慣れた環境の自宅であれば、自分のペースで進めることができます。しかし、外出先ではそう上手くは行きませんね。
うちの子は自宅のトイレに入る際、まずボタンを押して、水が流れるかを確認します。
外出先のトイレはレバー式が多いので、こだわりが強い日は、それだけでパニックに…。
場所の変化に対応できないと、
行動範囲が狭くなります。
親がいつも近くにいれば良いのですが…。
こだわりへの発達支援
子供の「こだわり」に対する発達支援は、とてつもなく時間が掛かります。
①信頼の構築
親だからといって、無条件で信頼関係が構築できてるわけではありません。
子供の言動を否定をしたり、嫌なことを無理強いすると、発達障害の子は不信になります。
この人は嫌なことをしない!
この人は絶対に安全な人だ!
こう信頼させるためにも、甘やかさず、かつ子供を否定することなく、少しずつ距離を詰めていく必要があります。
②譲歩できる部分を評価
徐々に信頼関係を築いていくと、1%くらいなら譲歩ができるようになります。
そうなる前に、子供の領域に入れば、
少しだけテレビの音を、
大きくするよ~(ポチッ)
勝手に変えないでよ!
(油断できないな…)
と余計、音量にこだわりを持ってしまい、きっと上手くいかないでしょう。
でも、今なら信頼関係があります!
こちらが、へりくだってみましょう。
パパ、もう少し大きい
ボリュームで聞きたいな。
え~、う、うん。
しょうがいないな!
少しだけですが、信頼関係が上回ったようで、今回は上手く譲歩してくれました。
ということで、どのタイミング、どの言い回しなら、どれくらい譲歩が可能なのか?親がしっかりと評価する必要があります。
時間はメチャクチャ掛かりますけどね…。
③事前に約束させる
次のステップでは、こだわっている行動や動作に対し、事前に何らかの約束をします。
例えば、ドアを何回も開け閉めする場合、絶対ダメだからね!と指示するのはNGです。
ドアを動かす範囲を半分にしようね、
または、
開け閉めは2回までにしようね、
このような、具体的な事前の約束は、子供が満足するまでの時間を早くさせます。
自閉症スペクトラムでは、予定の変更を受け入れらない!といった特性がありますので、早めに交渉しておくのがおすすめです。
④目標を分割する
発達障害の子に対する療育は、じっくり・ゆっくりが基本です。焦って結果を求めても、失敗につながります。
そこで、目標を分割してみましょう。
① じっくり説得すればできる
② ひと言、声を掛ければできる
③ 近くで見守っていればできる
④ 遠くで声を掛ければできる
⑤ 家でなら1人でもできる
⑥ 外でも、声を掛ければできる
⑦ 外でも、近くで見守ればできる
⑧ 外でも1人でできるようになった
このように、昨日より今日、今日より明日!といった感じで、毎日のステップアップを目指すことで、療育の効果が明確になります。
しっかり支援をすれば、少しずつ成長が促通されるはずです。小さい変化や成長を、見逃さないように!
おわりに
さて、自閉症スペクトラムの「こだわり」に対する、発達支援を解説してみました。
普通の成長もあるとは思いますが、このような療育を継続しているうちに、今ではうちの子のルーティンは無くなりました。
昔にあれだけ困っていたこの特性も、何とかなるんだなぁ…と、しみじみ感じます。
とにかく時間が掛かるので、すぐに発達支援を始めていきましょう!
それでは Let’s 療育!