発達障害の息子を療育中!
ちゃちゃパパです。
子育てで子供を叱らない人はいません。
時にはついカッとなり、声を荒げて叱ってしまうことだってありますよね。
でも、もしそれがADHDの子であるならば、デメリットが大きいため、できるだけ控えるべきだと思います。
ADHDの子供に腹が立つ
うちの子は、ADHD(注意欠陥多動症)の診断を受けていますが、分かっていても腹が立つことがあります。
それは、こちらが話かけても、「え、何?」と何回でも聞き返してくるからです。
① 宿題やった? → え、何?
② いや、宿題は? → え、何が?
③ 聞いて!宿題は? → え、何?
こんな感じで調子が悪い時には、わざとやっているのか?ってレベルで、数秒前の会話も入力されない時があるんです。
最終的には怒りを通り抜けて、「はぁ~」って溜息が出てしまうんですが…。
下手な叱り方で失敗
まだADHDに対する理解が浅い時には、私も初歩的なミスを繰り返しておりました。
それは、夜のお風呂の時でした。
ねぇ、お風呂行くよ。
え?うん、わかった…。
何度も声を掛けるが、ずっとテレビに釘付けで、ひたすら同じ反応が…。
テレビはいいから、お風呂に
行くって言ってるよ!
え? 何か言った?
ぐぬぬ…。
~ここでテレビの電源OFF~
プチッ!
何で消すのさ!もうパパと
お風呂なんか行かない!
とまぁ、こんな出来事がありましたが、一体どこが失敗だったのでしょうか。
失敗談から学んだこと
このやりとりを教訓にして、色々なことを気をつけるようにしました。
必ず視界に入る
こちらの問いかけに、全く意識が向かない時は、耳からの情報入力が不足しています。
そのため、テレビの間に移動して、私が子供の視界に入る必要がありましたね。
その上で、
そろそろお風呂行こうか。
あ、わかったけど。
でも少し待ってて。
このように、視覚からの情報を使うことで、一度こちらに向かせるべきでした。
よって、叱ったり注意をする時は、聴覚と視覚を使い分ける工夫が必要だったんですね。
関連記事 ADHDの子は話を聞くのが苦手?声を届かせるための工夫とは
叱る部分を1つずつ伝える
何で叱られているのか、しっかりと本人に理解させる工夫も必要です。
例えば、
まだ宿題やっていないじゃん!
いつもお風呂に行くのが遅い!
何回言えば分かるのさ…。
というように、色々な情報を同時に伝えてしまうと、脳で処理されることなく、ただ耳を通り抜けてしまうでしょう。
そこで、
昨日よりも遅い時間に
なっちゃったね。
うん、そうだね。
宿題もやらないと
ダメなんじゃない?
あ、そうだった…。
じゃあ、遅くならないよう
今すぐお風呂に行こうか。
うん、わかった。
このように、1つずつ情報を与えることで、本人の中で処理することができます。
イラっとしたでも、焦らずゆっくり伝えるのことをお忘れなく!
できたらすぐに褒める
ADHDの子供は、気持ちを切り替えるのが苦手なので、時間が掛かります。
急な予定変更に対応できないので、本人の中では、テレビ観ているという予定が、崩れたことに驚いているはずです。
だから、すんなりと予定を変更できた時は、すぐに大げさに褒めてあげましょう。
すごいね、パッと出来たね。
偉いよ~、お利口さん!
うん、へへっ…。
この成功体験により、
と、ポジティブな印象が残ります。
この経験を積み重ねていくことで、次につながる可能性が高くなるんですね。
大声で叱らない
ADHDの子が注意が散漫になっている時は、つい大声で呼びかけてしまいます。
でも、声を荒げるのは絶対にNGです。
その理由は、3つあります。
① 親が振り向かせる努力をしなくなる
② 子供が失敗したとショックを受ける
③ どうせできないとやる気がなくなる
このように、大声を出しても何も解決しません。それどころか、子供の自己肯定感を下げていまうのでマイナスですね。
親が楽な道を選んではダメですね。
関連記事 発達障害の子供は褒めて自己肯定感を高めてあげよう!
おわりに
といっても、親だって人間です。
全ての子供の行動に怒るな!というのは無理だし、私だってバッチリ怒ることもあります。
親だって手を抜きたい時もあるわね。
皆さんも、子供を叱った後は、色々と振り返りながら、より良い方法を見つけましょう。
Let’s 療育!