
発達障害の息子を療育中!
ちゃちゃパパです。
発達障害の対処方法は、療育が第一選択となりますが、薬物療法も有効な場合があります。
うちの子は、ADHDの診断を受けており、もう既に薬物療法を開始しています。
ということで今日は、薬物療法を検討している方に、ADHDのお薬について、体験談を交えながら説明しようと思います。
薬物療法について
ADHDの子に、薬物療法を始めようと考えているのであれば、完治、根治、全治をイメージしてはいけません。
ADHDの症状(注意欠陥・衝動的など)を抑制して、通常の成長速度に近づけましょう!というレベルの話です。
よって、過度の期待は禁物です!
ADHDに効果的な薬
現時点で、ADHDに効果を示す薬は、全部で3種類存在しています。
コンサータ
ADHDは、脳の情報をやりとりする、神経伝達物質の異常が関係しているようです。
そして、上手に伝えられなかった神経伝達物質は、すぐに酵素が溶かしてしまいます。
コンサータの役割は、神経伝達物質を溶けにくするため、もう1回、2回と、神経が情報交換するチャンスが生まれます。
【この薬の特徴】
✅ 服用したその日から効果が出現
✅ 効果の持続は半日(朝に服用)
✅ 必要のない時は飲まなくてよい
朝、服用すれば学校にいる時間は、薬のアシストを受けられます。しかし、夕方にはその効果が無くなってしまうんですよね。
でも、日曜や夏休みといった、特に効果を期待しない日は、服用する必要がないので、毎日飲む必要がないというメリットもあります。

すぐ効くが、すぐ切れる!
これがコンサータとの特徴。
ストラテラ
ストラテラという薬は、神経伝達物質の量を増やす効果があります。
要するに、神経の伝達が下手なら、たくさん数撃てば当たるでしょ?って感じです。
【この薬の特徴】
✅ 効果が出るまで時間が掛かる
✅ 服用は毎日2回必要
✅ 効果は24時間持続する
効果が出るのは、1~2ヵ月後といわれてますので、効き始めるまで時間が掛かります。
でも、一度効果が出始めれば、24時間効果が出るため安心できますね。

ゆっくり効いて、長く効く!
ってイメージですね。
インチュニブ
この薬は、上手に伝わった神経伝達物質を、大事に使え!という指令を出します。
普通、神経伝達物質を受け取ると、「ちょっと多いから捨てとくか」という、微調整を自動でしてくれます。
しかし、捨てないで余すことなく使え!と指令を出すので、少ない神経伝達物質でも、効率良く情報がやりとりできます。

薬の作用が少し違うだけで、
特徴はストラテラと一緒です。
うちの子が選んだ薬は?
主治医から「じっくり考えなさい」と言われましたので、家族で話し合いをしました。
その結果、ストラテラに決定しました。
といっても、ストラテラのジェネリックで、アトモキセチンというお薬なんですけどね。
この薬を選んだ理由は、3つあります。
薬の効果が継続する
まず、夕方に効果が切れるコンサータは、自宅での宿題や勉強に効果がないので、まず最初に除外しました。
飲んだその日から、効果が出るのは魅力でしたが、夕方に薬が切れるのはちょっと…。
安価で導入しやすい
実は、先ほどの3つの薬はとても高価、

高額療養費制度が必要なほど
薬価が高いんだよね…。
という説明を受けていました。
でも唯一、ストラテラだけにジェネリックがあり、かなり費用が抑えられるそうです。
お陰様で30日分の処方で、3千円程度の出費で抑えられています。

長期間続ける薬だから
費用も大事ですね。
関連記事 アトモキセチンは1日いくらかかる?気になる費用を公開
子供の意思を尊重した
実は主治医から、もう1つ重要なアドバイスを頂いておりました。

薬の決定には、必ず本人の
意見も参考にしましょう。
親の都合で一方的に決定すると、子供も不審に思ってしまい、導入が上手くいかないことがあるそうです。
病院で頂いたコンサータ、ストラテラ、インチュニブ、アトモキセチンの4つの冊子を、本人に渡しました。
当然、難しい部分は理解できませんが、文章を読むのが好きなので、1時間くらい熟読していましたね。

ちゃちゃ君、どれがいい?

アトモキセチンがいい!

え、なんで?

一番、安いからだよ!
実はこの時、うちの子はエコブームで、家の電気は消す、水道は止める!を、必要以上に徹底してる時期だったんです。
正直、値段が安くて大丈夫?って気もしましたが、本人が納得するのが一番です。
この一連の流れを主治医に伝え、無事、薬物療法が開始になりましたとさ!

分かりました、それでは
薬物療法を開始しましょう。
おわりに
ADHDのお薬について、説明をしてみました。
家族の事情、本人の症状、様々な背景によって、どの薬を選択するかは変わってきます。
でもやっぱり、本人、親、主治医、この3つの意思が合致したものが、1番良い効果を出すのではないかと思います。
ようやく始まった薬物療法。

やっぱり期待しちゃうよね!