発達障害の息子を療育中!
ちゃちゃパパです。
ADHDのうちの子は、公共の場で声の大きさが調整できません。
特に伝えたいことがあると、爆発的な声量と、高いキーでまくし立ててきます。
そんな時は、絵カードを使ってトレーニング!視覚から情報を入れて、声の大きさが調整できるよう訓練しましょう。
なぜ声が大きくなるの?
ADHDの子が、大きい声になる原因は、きっとこの2つじゃないかと思います。
頭の中がうるさい
ADHDの人は、いつも頭の中が忙しくて、常にゴチャゴチャしているそうです。
ヘッドホンで音楽を聴いている状態で、自分の声の大きさが分からないため、大きな声になっているのかも?
焦って早く伝えようとする
ADHDの子は空気が読まずに、人の会話にも普通に入ってきます。
ねぇ、問題を出すから
これを解いてみて!
いや、ママとお話してる
から後にしてよ…。
え~、なんでよ。
問題解いてよ!
といったように、相手が話を聞く状況じゃない時に、話かけてしまうことが多いです。
普段から話し掛けても、相手にされないことが多いので、相手の注意を引こうと、大きな声になっているのかも?
絵カードで声量を訓練
うちの子は、耳からの情報はスルーしてしまうため、言い聞かせるのは困難です。
耳がダメなら目でどうだ!
ということで、声がうるさいという情報を、視覚から入力するようにしました。
まずは数値を決定する
うちの子は数字が好きなので、声のボリュームを、5段階にすることから始めました。
数値 | 数値の目安 |
5 | 叫ぶ、かなりうるさい |
4 | 少し迷惑になる大きさ |
3 | 家の外での会話 |
2 | おうちの中での会話 |
1 | 内緒話、ひそひそ声 |
基準は適当なので、小さい子であれば、3段階の方が良いかもしれません。
絵カードで可視化する
手書きでも構いませんので、このような絵カードを作って下さい。
スマホで「絵カード」を検索すれば、色々と出てくると思います。
ねぇ、なんでこんなに
待たないとダメなの?
今の声の大きさは4だったよ!
ここでは2にして欲しいな。
絵カードを使って、このように説明すると、
なんでここで待つの?
といった感じで、事を荒立てることなく、穏やかに解決することができました。
もしも、
うるさいから、
大きな声を出すな!
と大きい声で叱ってしまえば、
だから、なんでここで
待つのか教えて!
と、さらに大きい声での応酬になってしまい、何も解決しないんですよね。
だから、最初は絵カードを使って、環境に合わせた声量で、話すことに慣れさせましょう。
自分でフィードバックさせる
ADHDの子は、すぐに出来事を忘れてしまうので、「さっきのはダメだよ!」と言っても、きっと通用しないと思います。
だから、すぐにフィードバックさせましょう。
はい、ちゃちゃ君!今の
ボリュームはいくつ?
えっと、4だったかも…。
本人に声のボリュームを評価させ、自分で修正させる訓練もして下さい。
そして、もし調整できた時は、大袈裟に褒めてあげましょう。
今、人がいたから「2」で
話したんだね、偉かったよ。
うん、僕ちゃんと出来た。
このように、視覚情報できっかけを作れば、周囲の環境に合わせた、声の大きさを選択できるようになるはずです。
おわりに
いくら気を付けていても、ついうっかり大きな声が出ちゃうことだってあります。
当然、別のシチュエーションでは、全く上手く行かないこともあります。
でも、このトレーニングを続けたことで、その場に合った声の大きさを、理解するようになってきました。
でも、たまに挫折するけどね…。