発達障害の息子を療育中!
ちゃちゃパパです。
私には、ADHDの息子がおります。
昔から、うちの子はなぜ人の話を聞いてくれないのか?って不思議で仕方ありませんでした。
イライラしちゃうこともありました。
でも実は、ADHDの人の頭の中って、ものすごく「大渋滞」しているらしいですね。
その渋滞は薬でスッキリする場合があります。
そこで今日は、ADHDに対する薬物療法の効果について、口コミや経験談を交えながら解説していきたいと思います。
ADHDの頭の中
人間の耳は、必要じゃない音を実際よりも小さく聞き取るように作られています。
だから、たとえ雑音の中でも、必要な情報だけを聞き分けることができちゃうのです。
でも、ADHDの場合はそうは行きません!
全ての音が同じ音量、同じ抑揚で聞こえてしまうため、名前を呼ばれても気が付けません。
音という情報が、常に頭の中を渋滞させているので、呼びかけが届きにくいのです。
大渋滞している根拠は
当然、頭の中を覗いたわけではありません。
しかし、以下の情報を勘案したところ、このような考え方に至ったのです。
ネットでの口コミ
ADHDに効果を示す薬には、ストラテラ、コンサータ、インチュニブがあります。
これらの薬を試した人達のコメントを、ブログやTwitterで確認してみると、頭がスッキリする!といった共通点がありました。
試しに「ストラテラ+すっきり」で検索すると、こんな感じのつぶやきがHitします。
頭がすっきり!
この表現は、人それぞれニュアンスが違うかもしれませんが、頭が何らかの形でモヤモヤしているってことは間違いなさそうですね。
友人からの口コミ
実は私には、大人になってから診断を受けた、隠れADHDの友人がおります。
その友人が薬物療法を開始したところ、仕事上でのミスがピタリと止まったそうです。
身体の変化した所を聞いたところ、「頭の中が整理された感じ」と言っていました。
頭がスッキリすると、
忘れ物も減るんですね~。
うちの子のコメント
我が家でも薬物療法(アトモキセチン)を開始していますが、最近、ADHDの症状がメキメキと抑えられてきています。
ちゃちゃ君、最近はパパの話を
よく聞いてくれるね。
え、そうかな…?
お薬飲みだしてから、
何か変わったかい?
う~ん、なんかパパの声が
聞き取りやすくなったかも。
どんな変化があったのかを聞くと、こんなコメントをしてくれました。
人によっては、
ああ、人の声ってこんなハッキリしてたんだ
といった感覚になるそうですね。
だから、聞こえているのに聞き取れない子にとっては、音という情報がADHDにかなり邪魔されているってことですね。
会話しやすいための工夫
さて、ADHDの人の頭の中が、いつも大渋滞していることが分りました。
でも、薬に頼りたくない!って方もいらっしゃるかと思います。
そこで、人の声が届きやすくするための発達支援を、2つほど紹介したいと思います。
静かな環境を提供する
家庭によっては、テレビをつけっ放し、音楽をかけっ放し、といった環境かもしれません。
でも先ほど説明した通り、音の情報が多くなることって、ADHDの子にとっては必要な情報の邪魔にしかならないんですよね。
だから、不要な音の情報は排除するよう、普段の環境整備に協力してあげて下さい。
視覚情報から入力させる
耳からの情報がダメなら目があるじゃん!
単純な理屈ですが、実際にこれが効果抜群なんですよね。
方法としては、紙に書いて見せる、絵カードを使って指示する!といったものになります。
いくら呼び掛けても反応しないのに、ボードに字を書き始めると「え、何?」と興味を持ちだすのがおもしろいですよ!
内容は過去にも解説しているので、
この記事も参考にして頂ければと思います。
当然、薬物療法をやっている方でも、このような工夫をすればさらに効果的です。
療育と薬物療法の相乗効果を狙いましょう!
おわりに
新しくお店を開いても、その情報を知ってもらわなければお客さんは来ません。
どんな良い情報をブログで紹介しても、検索されなければ読んでくれる人はいません。
だからADHDの子にとっては、どんな形でも良いから情報を頭に届けることが重要なんです。
お薬に頼っても良し!
環境を整備しても良し!
まずは、少しでも頭の渋滞が緩和するよう、支援してあげて下さいな。
それでは Let’s 療育!