発達障害の息子を療育中!
ちゃちゃパパです。
ADHDの子は、人の話を聞くのが苦手です。
テレビを観ていたり、本に集中していると、必ず空返事で返ってきます。
なぜ、ADHDの子って、ここまで声掛けや呼びかけに応じないんでしょうねぇ…。
なぜ話を聞くのが苦手なのか
声掛け・呼びかけが届かないのは、もしかしたら、この2つが原因かもしれません。
必要な情報を抜き取れない
ADHDの人の頭の中は、常に忙しく回転しており、フルブーストで混乱しやすいと聞きます。
また、聴覚が過敏になっていることが多く、話声やテレビの音声、生活音などが全てが同じ音量に聞こえるそうです。
カクテルパーティー効果が弱いんですね。
カクテルパーティー効果
周囲の環境のうち、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、見たりする脳の働き。カクテルパーティーの騒音の中で、会話をする相手の声だけを判別できるような選別能力をいう。
全て同じに聞こえてしまえば、そりゃ、どの言葉を優先するべきか判断できないですね。
だから何回も呼ぶ必要があるんです。うちの子も、1回で振り向くのは稀です…。
集中して話を聞けない
もう1つは、注意散漫により、相手の話の内容が、脳に残らないパターンです。
これはこうだからね!
分ったかな?
え、うん、分ったよ。
それじゃ、今なんて言ったか
繰り返してみて。
え?忘れちゃった…。
このように、目の前で話をしていても、全く内容が入っていかないことがあります。
相手の言葉の最後の「分った?」という部分に対し、「分った!」と返しているだけです。
もう1回言って?と言われても、覚えていないので、これじゃ話になりませんね。
声を届かせるための工夫
ADHDの子でも、自分の興味があることなら、大丈夫なことが多いです。
だから、他のことに集中している時などは、こちらが話しかける時に工夫が必要です。
子供の視界に入る
子供が呼びかけに反応しないと、つい大きな声で声掛けしてしまいます。
たしかに大きな声を出すことで、本人が気が付く確率が高いですが、それだけで終わってしまうんですよね。
ここはやっぱり面倒でも、子供の視界に入る場所まで移動するべきでしょう。
耳から入力できなければ目から!
興味のあるワードを入れる
うちの子は、数字や時計が好きです。
そのため、指示を出すときに、数字や時刻を入れ込むと、喰いついてくることがあります。
[普通の声掛け]
ちゃちゃ君、そろそろ
お風呂に行こうか~!
え、うん…。
[工夫した声掛け]
あと8分後にお風呂に行くよ。
え、8時30分だね。
うん、分った~。
あと何分?というワードを入れることで、時計を見るという行動を誘導しています。
とにかく、耳に入りやすい情報を、耳に入りやすい形にするのが、重要だと思います。
おりこうポイントをあげる
これはADHDだから、というわけではありませんが、子供が好きそうな方法ですよね。
食器片づけたら2P ゲットだよ!
歯磨き上手にできたら3P だよ!
こんな感じで、「ポイント」というワードを、気を引くトリガーにしています。
ねぇ、僕って何ポイント
貯まったっけ?
今、80ポイントだから、
100までもう少しだよ!
わかった、僕頑張る!
まぁ、ポイントが貯まったから何かする?ってわけじゃないですけどねw
以上の3つを使い分け、ちゃちゃ君とコミュニケーションを取っています。
皆さんも色々と試してみて下さい。
おわりに
ADHDの人に聞きましたが、薬物療法で症状が軽くなると、
こんな静かな世界があったんだ
こんなことを実感するらしいです。
私たちには分かりませんが、きっと想像している以上に頭の中が騒がしいのでしょう。
だから工夫が必要なんですね!
それでは Let’s 療育!