発達障害の息子を療育中!
ちゃちゃパパです。
発達障害の子に限りませんが、負けず嫌いの子はゲームや遊びで負けると、怒ったり泣きわめいたりして周囲を困らせますよね。
ADHD & 自閉症スペクトラムのうちの子も、怒りのコントロールが難しく、お友達に気を使わせてしまうこともあります。
そこで我が家では、ゲームや遊びの中でパニックにならないよう、「まいっか」を使って気持ちを静める訓練をしています。
負けるとすぐ泣く・怒る
この世の中を生きていく上で、競争心や悔しいという気持ちはとても重要です。
しかし遊びで負けた程度で、怒って暴言を吐いたり、泣きわめいたりしては、周囲の人間は近づかなくなってしまいます。
うちの子が負けた時のパターンは、
なんで、絶対おかしい!
もうやらないから!
と怒ってしまうか、
うう、僕は何もできない。
すごいダメな子だ…。
と落ち込むか、どちらかです。
こうなると、機嫌が戻るまでに時間が掛かるので、少々やっかいなのです。
う~ん、何とかしないと
お友達ができないなぁ…。
なぜこうなるのか?
発達障害の子は、なぜ感情のコントロールが苦手なのか?というメカニズムについては、文献を調べても分かりませんでした。
でも、人間の喜怒哀楽は、脳の中の辺縁系(へんえんけい)という部位が司っています。
この部分は脳の中央にあり、複数の器官によって構成されてますので、この部分での情報のやりとりに不具合があるのかもしれません。
だから発達障害がある子は、負けてしまった時に衝動的に怒ってしまい、かつ気持ちの切り替えが苦手になってしまうのでしょう。
発達障害の薬には、これらの神経伝達を円滑にさせる効果があります。実際、うちの子も薬物療法により、この部分に改善がみられました。
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気持ちを切り替えるために
では、原因の分析が終わったところで、気持ちを切り替えるための訓練をさせましょう。
これがベストな対応か分かりませんが、我が家で実践している「まいっか」を紹介しますね!
まいっかのお手本を見せる
まずは何でも良いので、ゲームか何かで大人がわざと負けます。
その時、悔しがるフリをして、
まいっか!
と切り替える演技をします。
ぐおぉぉ、負けたー!
でも、まいっか!
すると子供は、
え、悔しくないの?
と不思議に思うはずですので、
う~ん、悔しいけどさ、
別に「まいっか!」
とすかさず回答します。
(う~ん…分からない)
ここでは、理解させる必要はありません。
ただ、気持ちを切り替える手本を見させ、そんな場合もあるんだ!ということを、深層心理に焼き付ければいいだけです。
まいっかに慣れさせる
続いて、ゲームで子供に負けさせます。
すると、子供は怒りますよね、
なんでよ!おかしいじゃん!
そこで、先ほどお手本を示した「まいっか」をやらせてみましょう。
そっか。でもさ、とりあえず
まいっか!って言ってみない?
う~ん…、まい…っか?
心の中で、納得していなくてもOK!
まいっかを口にすると、なんか許さなきゃいけない!といった雰囲気にもっていくのです。
ただし、まだ受け入れの準備ができず、
いやだ!絶対におかしい!
と、なってしまった場合は、無理強いせずに、また見本を見せてあげましょう。
何度か繰り返すうちに、どのタイミングで、どの表情で伝えるのが良いのか、親だったら見つけられるはず!
とにかく、試行回数を増やしましょう。
まいっかが得だと思わせる
なんとか気持ちが落ち着いてきたら、
「まいっか」で怒るのを止めれて
すごく偉かったね!!
と、すかさず褒めちぎります。
う、うん、そうかな…?
だって、怒っても楽しくないし
早く終わった方が得でしょ?
そ、そっか。そうだね!
なんだかよく分からない理由でも、
まいっか = 自分に得
という構図を作ってしまえば、その後は怒りに対するコントロールが上手になります。
それでも、怒る時は怒ります。
100%成功するわけではありませんが、我が家ではトレーニング効果を実感しています。
是非、試して欲しいと思います。
おわりに
子供が、思うように事が進まず、気持ちを崩しかけている時は、
なぜなの? どうして?
といったように、気持ちを聞き過ぎてしまうことは、逆にNGだと思っています。
何でも良いのでポジティブな声掛けを行い、自分が感じていることは、思ったよりも大したことないんだ!と思わせることが重要です。
このように、少しずつ理解ができるようになるには、大人たちの支援が必要です。
だから、負けて怒ってしまったり、パニックになっている子がいれば、良いイメージを反復させ、成長を促してあげましょう!
それでは Let’s 療育!