子供のスキーブーツを買い替えたらビンディングを調整しよう!

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パパ
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こんにちは、 ちゃちゃパパです。

北海道の小学校の校庭にはそれぞれ小さな山があり、体育の授業ではスキーをやるんですよね。

その他にも、スキー学習で実際のゲレンデに行くこともあります。

そのため、北海道で子育てするということは、スキー用品の毎年のメンテナンスが必須ということになります。

そこで今日は、自宅でできる子供用スキーの調整方法を解説していきたいと思います。

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スキー用品の調整について

スキーの調整で1番大切なのは、スキーブーツと板をつなげるビンディングになります。

重要なのはビンディングのバネの強さであり、この調整を適当にしてしまうと、転倒時の骨折につながるのでしっかり設定しておきましょう。

問題なのは、子供用です。

大人用の場合、購入時の設定のまま何年も使えますが、子供の場合は成長に合わせて細かいセッティングをする必要があるのです。

 足が大きくなれば位置を調整

 体重が増えればバネを強さを調整

特に小学生であれば、1年ごとに著しい変化があるでしょう。そのため、大人よりも小まめな調整が必要だということです。

実は、私は数十年前にショップ店員として働いていた時期がありまして、スキーの取り付けやセッティングは数百単位の経験があります。

うちの奥が、「スキーの調整どうしてる?」と、ママ友から質問されるそうで、困っている人が多いんだと思い記事にしてみました。

自分で調整してみよう

スキーショップに持っていけば、数百円ですが調整料を取られるし、何よりも持ち運ぶのは手間になります。

ちょっと、図では難しい部分もあるかもしれませんが、1つずつ解説していきますね!

ビンディングの解放値を決定

転んだ時に足の骨が折れないため、ある程度の力が掛かった時に、ビンディングがブーツを外す値を解放値と呼びます。

そこで、以下の2つの情報を用意して下さい。

 ① ブーツのソールサイズ

これは、足の大きさではありません。ブーツのつま先から、踵までの長さになります。

大抵、ブーツの側面に表示されています。

ブーツが大きいと、転んで捻じれた時に足の骨に掛かる負担が大きいので、面倒臭がらずにしっかりと確認して下さい。

また、この数値を覚えておくと、中古スキーを買う時に、自分のブーツに合うか合わないが分かるので、どこかにメモをしておくと吉です。

 ② 使用者の体重

あまりバネを弱めてしまうと、滑走中に突然外れて逆に危ないので、丁度良い強さにするために体重に合わせます。

ショップ店員時代は、女性のお客さんにも体重を聞かなければならないので、大変でした。

ケガにつながるので、正確な情報が必要なのですが…、ちょwwおまwww、絶対ちゃうやん!と言いたくなる人もしばしば…。

以上の2つで、まず適切な解放値を決めます。

その決め方は、この表を参照して下さい。

我が家の下の子は体重23kgで、ソールサイズが251mmなので、解放値は1.50ということになりますね。

ただし、この数値は中級者の値になります。

初心者や初級者は1ランクダウンさせ、上級者の場合には1ランクアップさせます。

う~ん、うちの子の場合はまだ初級者なので、念のために1.25にしておきましょう。

それもこれも、スキーに必要な筋肉がついているかどうか、また転び方が上手かどうかなどを加味してのことでしょう。

それでは解放値が決定したので、ビンディングをその値に調整していきます。

ここでは、ドライバーを使って回します。

プラスかマイナスは、そのビンディングに合わせて下さい。

メモリが見えやすくなるので、ブーツを付けたままがおすすめです。あとメモリの線が粗いので、1.75とか2.25とかの数値は大体でOKですよ!

必ず前後左右の4カ所の数値は一定にして下さい。前だけとか、右だけとかの調整では転倒したときの怪我につながります。

絶対に止めましょう!

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ブーツとビンディングの調整

では、ブーツを買い替えた、スキー板を中古で購入した、このようなケースで必要となるビンディングの調整に移ります。

我が家では長男のスキー板を新調したので、お下がりのスキー板を弟のブーツに合わせる必要がありそうです。

ありゃりゃ…、

ブーツが小さくなったので、調整前は踵とビンディングに隙間が空き過ぎていますね。

では、これを調整します。

後ろの金具にはレールがついており、ロックを外すことで前後への移動が可能となります。

今回の金具は、指で動かせそうです。

ロックが外れたら、前方へ移動します。

指で持ち上がらないタイプは、マイナスドライバーを使うと楽にロックが外せます。

爪が嵌っているので、ロック解除 → レールを移動、これが基本になります。

ブーツの踵に金具が軽く触れたら指を離しますが、この時、パチンッ!と音がしてロックが掛かるまで、少し前後に動かしましょう。

では、後ろの金具がレールに固定されたのを確認したら、次はブーツをつけてみましょう。

踵の部分を押し込むようにしますが、この時、指を挟まないように気を付けましょう。

前方の金具は固定されていますので、後方からバネの力で挟み込むことで、ブーツとスキー板が一体となります。

そして、この挟み具合が適性なのか、それを確認する作業が必要なのです。

今回のタイプは、側面についていました。

コの字の枠がついており、ブーツを嵌めた時に、レールについているメモリが、その範囲に入っているかを確認します。

このメモリが適正範囲に入っていなければ、解放値が正確でも、安全装置が上手く働かないので、危険です。

もう一度、レール移動からやり直し、前の金具と後ろの金具の距離を、使用するブーツに合わせましょう。

ビンディングによっては、下の図のように、ギザギザの部分が適正範囲のメモリになっているものもあります。

ブーツを装着することで、後方のビンディングが後ろに下がるので、本体がそのメモリの範囲に移動したかを確認します。

簡単に言えば、ギザギザの部分が、部分的に隠れていればOKということです。

まったく隠れていなかったり、反対に全て隠れてしまった場合は、やはりもう一度、レールの移動からやり直しましょう。

パパ
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慣れると2~3分でできます。

チャレンジしてみてね。

調整の注意点

解放値の再調整、ビンディングのレール移動、この2点でブーツとビンディングの調整は終わりです。

その他、劣化によるヒビ割れやネジ外れなどが無いか、しっかりと目配りをして子供の安全を守ってあげましょう!

ゲレンデでは、調整台とドライバーなどが用意されていますが、屋外では手がかじかんで上手く動かなくなります。

できれば、家の中で済ませておきましょう。

また、ビンディングには大量の油が注入されているのと、手を挟む危険もありますので軍手を使用しながら調整して下さいね。

自分が怪我したら、本末転倒ですよ!

おわりに

画像では、伝わりにくい部分があるかと思いますが、調整方法は至って簡単です。

何回かやってみれば、すぐに理解できるようなシンプルな造りですので、まずはドライバーを片手に色々と触ってみて下さい。

また子供が上達したり、ゲレンデのコンディションによっては再度調整が必要になります。

いちいちショップに持ち込むのは、面倒臭いですよね。だから、自分でできるようになって、周囲の人にも教えてあげよう!

きっと、感謝されると思いますよ。

パパ
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それでは、上手に調整できますように!

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