発達障害の息子を療育中!
ちゃちゃパパです。
発達障害を抱える子にとって、小学校や中学校の環境はとても重要ですよね。
実は、うちの子は発達障害があるので、とある理由で学区外変更かけています。
でも、「発達障害」という理由だけでは申請が受理されず、困った経験がありました。
そこで今日は、同じ悩みをお持ちの方に対し、うちの子の学区外変更が、認められるまでの流れを紹介したいと思います。
学区外変更とは
皆さんご存知の通り、公立の小学校や中学校というのは、好き勝手に選んで通学することはできません。
居住している地域によって、認められる通学区域(校区)が決まっており、自動的に指定された学校に通うことになります。
ただし、特定の理由がある場合には、指定された通学区域を越えて、学区外の小学校・中学校に通うことができます。
お住まいの市町村 + 学区外変更でググってみれば、学区外変更が認められる要件が記載されているページが出てくると思います。
申請は市や区に設置されている、教育委員になるので、まずは問い合わせが必要です。
変更したかった理由
学区外変更を希望した理由は、2つあります。
通学路の交通量が多い
現住所から通える範囲には、2つの小学校があります。そのどちらも直線距離は、地図上で全く同じでした。
ただし、通学の環境は大きく異なります。
<学区内の小学校>
駅前を通り交通量が多い国道を歩く。
<学区外の小学校>
坂道はあるがほぼ直線で信号は3つ。
ADHDによる注意欠陥と衝動性があったので、青信号になった瞬間にダッシュしちゃうクセがあり、とても不安に思っていました。
また当時は、看板やポスターなどに注意が取られ、人や車を見落とす危険性もありました。
こりゃ、とてもじゃないが
一人で通わせられないぞ…。
このように、2つの通学路は天と地ほどの差があるので、是非とも変更したかったんです。
学区内中学校の存在
自宅近くの中学校が、最悪の評判でした。
このまま学区内の小学校に通わせていれば、中学校はそこに決定してしまいます。
でも実は、学区外の小学校を卒業すると、その学区内の中学校に入学しやすくなります。
小学校のお友達と離れるのは可愛そうだ!といった、教育上の配慮が理由だそうです。
一時は引っ越しも考えていたので、このシステムは、我が家にとって朗報でした。
発達障害だけではダメ
まずは、教育委員会に相談です。
当然、中学校が荒れていて、通わせたくないんで小学校を変えて下さい!なんて理由は伏せておきました。
とにかく、通学路が危険!うちの子を通わせられない!の一点で、話をしてみました。
発達障害のため、この小学校
までの通学路が不安で…。
なるほど、たしかに駅前通り
は交通量が多いですね。
だから、こちらの小学校に
通わせたいのですが…。
う~ん、正直それだけでは
変更は厳しいですね。
ダメなの? どうしよう…。
どうしたらできます?
う~ん、医師が絶対に必要だと
認めた意見書があれば…。
やはり医師は強いですね…。
それじゃ、その書類を揃えましょう!
申請を通す方法
まず医師に相談しましたが、親の言い分だけ聞いて、はいそうですか!といった書類は作れないとのことです。
まぁ、そりゃそうですよね。
では状況を立体化させるために、ひと工夫してやりましょう。
通学路の資料を作成
まずは子供に、学区内の小学校まで歩かせてみて、どのような危険行動があるのか、写真を撮りながら観察しました。
そして、その記録を資料にして提出。
【資料の内容】
① 信号機の数
② 立ち止まった回数と時間
③ 興味を示した看板の数
④ 実際に歩いた距離
⑤ 1人で歩いた時の所要時間
⑥ 一緒に歩いた時の所要時間
考えられるリスクを写真付きで提示し、いかに危険であるか可視化して医師に見せたところ、一発でOKが出ました。
では、その書類を書きますね。
ちなみに、実際の距離や所要時間は、キョリ測 こちらを使うと便利ですよ。
医師の意見書
クリニックで後日もらった意見書には、
【障害の特性】
横断歩道などでの衝動的な行動
看板や掲示物があることでの注意散漫
【医師からの意見】
児には上記した特徴があり、A小学校への通学路は適さないと判断する。よって安全の観点からB小学校への通学が望ましい。
このような内容が書かれておりました。
① 通学路に関する資料
② 医師からの意見書
この2つを、教育委員会に持参したところ、
お、これなら大丈夫ですね。
では、学区外変更を掛けます。
その場で申請が認められ、変更の手続きまでやってくれました。
準備って大事なんですね。
新しい方の小学校には、教育委員会から連絡するとのことで、後日、足を運んで話をするようにアドバイスされました。
よかった、よかった!
おわりに
教育委員会には、都合3回も通い、色々と相談に乗って頂きました。
正直、中に事務的な人もおり、対応はまちまちだと感じました。
もしも、教育委員会の対応が悪ければ、その日はさっさと撤退して、後日に再チャレンジすると良いと思います。
理由によっては、小学校の学区変更は簡単ではないかと思いますが、情報を集めて工夫をすれば無理な話しではありません。
頑張ってチャレンジしてみてね!