こんにちは、
ちゃちゃパパです。
家族でスキーに行くと、全てのメンテナンスは、父親の役目になってしまいますよね。
普段ならワックスを掛ける程度で済むのですが、今回はスキーの裏面であるソール部分の補修に挑戦してみました。
ただし、お金と手間を最小限に抑えた手抜き補修です。神経質な方は、ショップでチューンナップをするのをおすすめします。
では、作業内容を紹介していきます。
子供のスキーが傷だらけに
今年の北海道は、雪があまりにも少ないため、スキー場のオープンが遅れています。
無理やり営業しているスキー場は、石ころや枝がむき出し状態で最悪のコンディションです。
気を付けて滑っていたのですが、終了後に確認してみると、全員のスキー板がボロボロに…。
スキーショップにチューンナップを頼めば、1台につき4千円ほどかかります。
体重が軽い子供の板はダメージが少なかったので、何とか自分で直そうと思います。
お金を掛けない裏面の補修
ハッキリ言って手抜き作業です。
低コストで短時間を目標にしていますので、あまり期待しないようお願いします。
作業準備を整える
まずは作業の準備からです。今回は、2つ重ねたコンテナ型のカゴを作業台としました。
ビンディングに付いているブレーキが邪魔なので、ブーツを装着してからひっくり返すことで、作業がしやすい環境が整います。
もしも、ブーツが邪魔になる環境であれば、輪ゴムでブレーキを固定することもできます。
それでは、作業を開始して
いきましょう!
裏面のやすり掛け
まずは、ボロボロになった裏面を整えるため、紙やすりで削っていきましょう。
ここでのコツは、スチール缶です。
硬いスチール缶に紙やすりを巻き付けると、この後の作業が各段に捗りますよ!
そのまま、スキー板の長軸にそって、ガシガシとやすりがけが可能になるんですね。
大工さんのカンナ掛けの要領で、スチール缶に巻き付いた紙やすりで面を削っていきます。
手で直接やるのは絶対にダメです!
エッジの丸まりや、ソール面の凸凹の原因になりますので、必ずスチール缶を使いましょう。
また、紙やすりの粗さは色々と用意していたのですが、メチャメチャ粗い#60が使いやすかったです。
というか、それくらい粗くないと、硬いソール面はびくともしないんですよね。
とにかく、ガシガシ削っていきます!
エッジも一緒に削るため、鉄粉が出てきます。ゴーグルや眼鏡を装着し、目に入らないよう注意して下さいね。
リムーバーで汚れを落とす
傷が目立たなくなってきたら、ここで一旦、リムーバーを使って掃除していきます。
スプレーを掛けて5分くらい放置、
タオルや雑巾を使って、古いワックスや削りカスをしっかりとふき取ります。
手を怪我しないように、
軍手を装着してね!
ベースワックスで下地を作る
続いては、スポーツ用品店で購入した、固形タイプのベースワックスを塗っていきます。
800円くらいで買えます。
本来であれば、専用アイロンで溶かし、ソール面全体に塗布したいのですが、そこまでの手間を掛ける気力もありません。
ここは、直接こすりつける[生塗り]でOK!
塗り終わったら、スクレーパーで余分なベースワックスを削っていきます。
ただし、専用のスクレーパーは800円くらいするので、ここは息子の定規で代用w
定規を少し立てて、一気に削っていきます。
その後は、溝に溜まった削りカスを、ブラッシングで除去していきましょう。
専用のブラシも高いので、100均で買ってきた、靴用の豚毛ブラシを使用します。
これが中々のクオリティで、専用のブラシと大差なく使用できます。
しっかりとブラッシングをして、余計なワックスを取りながら磨いていきましょう。
これで、下地が完成!
簡易ワックスを塗る
この後は、ワックスを塗っていきますが、スプレータイプの簡易ワックスで済ませます。
本来であれば、滑走ワックスも固形のものが望ましいのですが、そこまでしたくありません。
ワックスが乾いたら、コルクで擦りましょう。
専用のコルクは600円くらいするので、ここでは100均で購入した、コルク製のコースターで代用してみました。
このコルク掛けは、ワックスを滑走面に慣らせる目的があるので、結構重要な項目です。
しかし、さすが安物!
すぐにボロッぼろに…。
う~ん、コルクだけは、ちゃんとしたものを買ったほうが良いかもしれませんね。
そして、またブラッシングします。
余計なワックスを掻き出し、磨きを掛けるために、しっかりとこすりましょう。
ソール面が、ピカピカになれば完成です。
お疲れ様でした!
最終チェック
う~ん、粗目のやすり掛けにより、余計ヒドくなっていないか心配でした。
家の駐車場で、ボーリングのようにスキー板を投げてみました。
うん、かなり良い滑り具合!
あとは、実際に滑ってみて、エッジの効き具合を確かめるだけですね。
スキー場で使ってみて
私と奥さんの分の板もメンテナンスしたので、実際にスキー場で使ってみました。
【実際に使ってみて】
① ワックスの効き → めっちゃ滑る
② 直線での引っ掛かり感 → なし
③ エッジの効き → 全く問題なし
うん、家族スキーのレベルであれば、十分な補修具合だったんじゃないでしょうか。
子供のスキー板も、特に問題は無さそうです。
しっかり削り、しっかり拭く。ベースワックスで下地を作って、その上にワックスを塗る!
1台につき1時間くらい掛かりましたが、これで4千円が浮くのであればお得ですよね。
皆さんも、バイト感覚で補修にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
それでは、スキーの補修が
上手にいきますように!