発達障害の息子を療育中!
ちゃちゃパパです。
うちの子は、ADHDの診断を受けていますが、人の話に1秒たりとも集中できないため、会話そのものが苦手で困ります。
わかった?と聞けば「わかった」と、
やってね!と言えば「う、うん」と、
聞いてた?と聞けば「え、何が?」と、
こんなやり取りが続きます…。
そりゃ学校でも、コミュニケーションが取れないから、友達ができないわけですわ…。
何とか、人の話に集中できるようにせねば!
視覚情報と聴覚情報
人間は、目からの視覚情報と、耳からの聴覚情報により、自分の状況を認識します。
外を歩いている時は、前から歩いて来る人の動きを予測したり、後ろから近づく自動車の音に注意を払いますよね。
目と耳から入る情報は、無意識に使い分けされるはずなのに、ADHDの子の場合は、どちらか一方に偏ってしまうことがあります。
視覚情報が優位
文章、絵、テレビの画像など、視覚からの情報だったら集中ができ、かつ記憶の中にも残りやすいタイプです。
うちの子は、このタイプです。
新しい場所にいくと、カレンダーやポスターに気を取られてしまい、もう何を言っても聞こえなくなってしまいます。
発達外来の診察時も先生の話を聞かずに、お薬のポスターやお知らせ、カレンダーを見続けてしまうのです。
これは目に入る情報が、我々よりも強く入力されてしまうことで、意識から離れ難いことが考えられます。
聴覚情報が優位
反対に、文章や絵から情報を得るのが苦手で、耳からの情報しか受け付けない子もいます。
有名なハリウッドスターのトム・クルーズ氏も発達障害と失読症により、目からではなく、耳から情報を入れていたそうですね。
台本を読んでも全く覚えられず、頭に入ってこないため、録音した音声を聞き、台本のセリフを脳に入力させていたとのことです。
このように、情報が入ってくる経路と量のばらつきは、コミュニケーション能力を、大きく低下させてしまうんですね。
人の話に集中させる方法
では、我が家で実施している、人の話に集中させる方法を2つ紹介します。
文章に書いて見せる
うちの子は、文章などの視覚情報であれば、比較的簡単に入力されます。
そのため、とても面倒臭いのですが、あらかじめ質問内容を文章に起こしてます。
✅ 用意した裏紙に文字を書く
✅ スマホのメモ機能で文章を作成
✅ WordやExcelでタイピングする
やりやすい方法で「文章」を視覚から入力させて、会話の内容を子供の脳に残します。
これ、メチャメチャ効果があります。
え~、何書いてるの?
文字を書き始めると、待ち切れずにのぞき込んできます。これなら、「え、何?」って聞き返されるもなくなりますよ。
キーワードをメモさせる
もう1つは、メモを取らせることです。
全文をメモさせる必要はありません。会話の中の、キーワードだけで十分です。
我が家では、電子メモパッドを使わせていますが、結構便利です。
すぐに書けて、すぐに消せて、子供の喰いつきも抜群ですね。
毎回は大変なので、重要なことだったり、どうしても伝えたい部分は、このどちらかの方法でやらせています。
色々な場面で試しながら、
最適な方法を見つけましょう!
関連記事 ADHDの子は話を聞くのが苦手?声を届かせるための工夫とは
おわりに
ADHDの子って、本当に会話が苦手ですよね。
本人が気づいていないから、親は焦って色々と指示をしちゃいますが、それだって子供には伝わらないのがツライ…。
だから、小さなことでもOK!
どんな形なら入力されやすいの?
どんな情報なら入りやすいの?
少しずつ、子供を分析して行きましょう。
それでは Let’s 療育!